【父の日】いつ?いつから始まったの?由来や歴史について紹介

季節のイベント

今や定番となっている「父の日」ですが、いつから始まったのかご存知ですか?

この記事では、父の日はいつなのか、由来や歴史、いつから始まったのか、プレゼントする定番の花は何かなどについてご紹介していきます!

いつも家族を支えてくれているお父さんに、日頃の感謝の気持ちを「父の日」に伝えてみてくださいね!

1.「父の日」はいつ?

父の日は毎年、6月の第3日曜日です。2023年(令和5年)は6月18日です。

年度によって日にちが変わるため、毎年カレンダーのチェックを忘れないようにしてくださいね。

父の日の直前になって慌てることのないように、プレゼントは早めに準備をしておきましょう♪

2.「父の日」の由来や歴史

元々、アメリカが発祥でした。

ワシントン州に住むソノラ・スマート・ドッドという女性が、1909年(明治42年)に母の日はあるのに父の日がないのはおかしい「父親に感謝を捧げる日が欲しい」と牧師協会へ嘆願し、父・ウィリアム・ジャクソン・スマートの誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけと言われています。

ソノラの父は、南北戦争に従軍していた軍人でした。母は、父の復員後、過労がもとで亡くなりました。国を二分した戦争後の混乱期であったが、父は男手一つでソノラを含む6人の子どもたちを育て上げ、皆成人した後、亡くなりました。

ソノラは、深い愛情を注いでくれる父をとても敬愛していました。その思いによって、1910年(明治43年)6月19日に初めて父の日の式典が開催されました。

1916年(大正5年)の式典で、アメリカ大統領であるウッドロー・ウィルソンが、父の日の演説を行ったことにより父の日が認知されるようになったのです。
その後、多くの人が認知するようになった父の日は、1966年(昭和41年)には第36代大統領リンドン・ジョンソンが父の日を称賛する大統領告示をだして、6月の第3日曜日を「父の日」と定めたのです。
1972年(昭和47年)に、アメリカで国の記念日として正式に制定されたのでした。

尊敬するお父さんへの感謝の気持ちを伝えたいという、ソノラの想いが国を動かし、今ではアジアやアフリカまで、国を問わず世界中に広まっています。

ソノラが父の墓前に、亡くなった人へ捧げる色である白のバラを贈ったことで、アメリカでは父の日にはバラをプレゼントします。健在なお父さんへは赤いバラを、亡くなっているお父さんへは白いバラを渡します。

父の日にアメリカのお父さんたちが最も好むのは、家族と一緒に過ごす時間を大切にすることだと言います。

3.「父の日」はいつから始まったの?

日本に父の日が入ってきたのは1950年(昭和25年)頃ですが、あまり浸透せず、実際にお祝いされるようになったのは1980年代です。

1981年(昭和56年)に設立された「日本ファーザーズ・デイ委員会」が父の日の浸透に大きく寄与しています。1982年(昭和57年)には第1回「父の日イエローリボンキャンペーン」が行われ、第1回「ベスト・ファーザー発表・授賞式」も開催されました。

母の日がすでに定着していた1980年代の日本では、「日本ファーザーズ・デイ委員会」の活動により父の日もすぐに人々に親しまれるようになりました。

4.「父の日」定番の花は何?

日本では、父の日に黄色いバラを贈ることが風習となっています。

先述した「イエローリボンキャンペーン」が関係していると言われています。このキャンペーンは「黄色いリボンでお父さんに贈り物をしよう」を主旨としたため、「黄色」という色が注目されました。

黄色には、「幸せ」「富貴」「向上」「希望」「嬉しさ」「楽しさ」「暖かさ」「尊敬」といった意味合いがあります。黄色の意味から「イエローリボンキャンペーン」では、黄色が「家族の幸せを願う」「父を尊敬する」といった父の日のイメージカラーとして啓蒙され、バラを贈る風習と同化して、父の日には黄色いバラを贈ることが定番となったのです。

5.世界の「父の日」事情は?

多くの国でアメリカ発祥の父の日が主流となっていますが、日にちや習慣などが日本と異なる国も多くあります。ここからは、日本とは異なる世界の父の日事情をご紹介します。

5-1.イギリス

6月の第3日曜日に祝われます。

多くのお父さんは、子供が生まれると育児休暇を取得するなど、育児や家事に積極的に参加しているそうです。父の日は、子供からお父さんへ感謝の気持ちを伝える日であり、花やメッセージカードをお父さんに贈るのが定番のようです。

5-2.カナダ

6月の第3日曜日に祝われます。

外でお父さんとスポーツやハイキングをしたり、映画やゲームをしてお父さんと一緒に過ごす時間を大切にしているそうです。

5-3.イタリア

毎年3月19日です。

イエス・キリストの養父「サン・ジュゼッペ」の祝日にあたるとされ、宗教色が強いのが特徴です。
イタリアのジェノバでは、ゼッポレと呼ばれる揚げ菓子を食べ、サン・ジュゼッペを祝福するといわれています。

5-4.韓国

5月8日です。

父親だけでなく母親にも感謝をする日「オボイナル」=「両親の日」があります。儒教の思想が根強く残っている韓国では、両親を敬う気持ちが重んじられます。

もともとは母の日だけ存在したのですが、父の日がないのはおかしいとなり、同じ日に両親へ感謝の気持ちを伝える日になったという経緯があります。

花やギフトの他、商品券や電化製品など高価なものを贈るというケースもよく見られるそうです。

5-5.ドイツ

5月のキリスト昇天祭に合わせて行われ毎年祝日となります。

キリスト昇天祭とは、死後復活したキリストが天に昇ったことを記念するお祝いのことです。

イースター(復活祭)を1回目の日曜日として、そこから6回目の日曜日後の木曜日にあたり、毎年日にちは異なります。

お父さんに感謝をする日でもあり、お父さんたちが友人同士で集まって、お酒を飲んだり羽を伸ばす日でもあるそうです。

5-6.オーストラリア

9月の第1日曜日です。父の日の起源は明らかになっていません。

お花を贈る習慣はなく家族でアウトドアに出かけて過ごすことが多くピクニック、バーベキューなどをするそうで、メッセージカードやプレゼントも贈られます。

5-7.フィンランド

北欧の多くの国では、11月の第2日曜日が父の日とされています。この月に祝日がなかったからという、非常にシンプルな理由で決まりました。

子どもたちは、手紙を書いたり、手作りのプレゼントを用意したり、素朴であたたかみのある祝い方をしています。

5-8.ロシア

2月23日です。

正式にはこの日は「祖国防衛の日」とされています。

父親はもちろん、夫や、国を守るすべての男性感謝の気持ちを表し、カードやギフトを贈ります。

5-9.台湾

毎年8月8日です。

8・8を「パパ」と読むことから、この日が父の日になったようです。

また、中華圏では8(八)が縁起の良い数字であることも理由にあるようです。

花を贈る習慣はほぼありません心のこもったメッセージカード、家族旅行、そして現金を贈ることが多いです。そして、父の日や母の日には家族や親戚が集まって食事をする習慣があります。

6.まとめ

父の日発祥のアメリカと同様、6月の第3日曜日に制定されている国が最も多いようです。父の日の由来や過ごし方は、国によってさまざまですが、お父さんに感謝の気持ちを伝えたいという思いは、世界共通ですね!

この記事では、「父の日」がいつなのか、由来や歴史、日本ではいつから始まったのか、父の日の定番の花や世界の父の日事情をご紹介しました。

さらに知識が深まり、父の日が特別な日であると認識できたのではないでしょうか。

普段なかなか伝えられない感謝の気持ちをお父さんに伝えてみてください。今しかない大切な時間を一緒に過ごしてくださいね!

笑顔あふれる父の日になると良いですね!

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